JR和歌山駅(わかやまえき)歴史紹介

JR和歌山駅(わかやまえき)1924年2月、国鉄紀勢西線の最初の開通区間として、和歌山駅(現在の紀和駅)から当駅を経て箕島駅までが開通したのと同時に東和歌山駅(ひがしわかやまえき)として開業した。この時、山東軽便鉄道(現在の和歌山電鐵貴志川線)も従来の路線のうち秋月駅(現在の日前宮駅)から中ノ島駅までを廃止し、また秋月駅から当駅まで路線を延ばしてこの駅に乗り入れたので、この駅は開業当初から2路線の接続駅であった。

和歌山駅(わかやまえき)の年号

1924年(大正13年)2月28日:国有鉄道紀勢西線の和歌山駅(現在の紀和駅) – 箕島駅間開通に伴い、東和歌山駅として開業。同時に山東軽便鉄道(現在のわかやま電鉄貴志川線)が当駅に乗り入れ

1929年(昭和4年)11月:山東軽便鉄道が山東鉄道に社名変更

1930年(昭和5年)6月16日:阪和電気鉄道(現在のJR阪和線)が和泉府中駅 – 阪和東和歌山駅(はんわひがしわかやまえき、後に当駅に統合)間を開業。同時に合同電気和歌山線(後の南海和歌山軌道線)も公園前駅 – 当駅間を開業

1931年(昭和6年)4月28日:山東鉄道が和歌山鉄道に社名変更

1933年(昭和8年)9月1日:阪和電気鉄道が洗車台新設願届出

1939年(昭和14年)上半期:阪和電気鉄道が鐘淵紡績和歌山工場への引込線新設

1940年(昭和15年)上半期:阪和電気鉄道と紀勢西線とで同一ホーム乗換えを行うため仮設ホームを新設、その他駅舎改良工事実施

1940年(昭和15年)12月1日:阪和電気鉄道が南海鉄道に吸収合併されて南海鉄道山手線となる

1941年(昭和16年)8月1日:阪和東和歌山駅が南海東和歌山駅に改称

1944年(昭和19年)5月1日:戦時買収により国有化され、運輸通信省(国鉄)阪和線所属となる。同時に南海東和歌山駅が国鉄の東和歌山駅に統合

1957年(昭和32年)11月1日:和歌山鉄道が和歌山電気軌道に吸収合併されて、和歌山鉄道線は和歌山電気軌道の鉄道線となる

1959年(昭和34年)7月15日:亀山駅 – 和歌山駅(現在の紀和駅)間が全通し、同区間が紀勢本線となる

1961年(昭和36年)7月1日:国鉄和歌山線の貨物支線が田井ノ瀬駅から当駅まで開通

1961年(昭和36年)11月1日:和歌山電気軌道が南海電気鉄道に吸収合併され、和歌山電気軌道鉄道線は南海貴志川線となる

1968年(昭和43年)3月1日:現在の和歌山駅(わかやまえき)に改称

1968年(昭和43年)3月31日:民衆駅として駅ビルが開業。当初の名称は「和歌山ステーションデパート」だった

1971年(昭和46年)4月1日:南海和歌山軌道線が廃止

1972年(昭和47年)3月15日:国鉄和歌山線の貨物支線であった田井ノ瀬駅から当駅までの旅客営業が開始、同線の旅客列車が当駅に乗り入れ

1974年(昭和49年)4月1日:旅行センターの営業を開始

1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により国鉄各線が西日本旅客鉄道(JR西日本)に承継

1992年(平成4年)11月1日:終日禁煙化

1993年(平成5年)7月1日:阪和線運行管理システム(初代)導入

1995年(平成7年)4月1日:南海貴志川線がワンマン化され、それに伴い中間改札が新設される

1995年(平成7年)10月26日:駅ビルの名称を「和歌山ステーションデパート」から「VIVO和歌山」に変更し、リニューアルオープン

1998年(平成10年)7月4日:自動改札機を設置し、供用開始

2002年(平成14年)10月5日:西口広場整備事業が竣工

2003年(平成15年)11月1日:阪和線のみICカード「ICOCA」の利用が可能となる

2004年(平成16年)7月19日:エレベーターの使用を開始

2006年(平成18年)4月1日:南海貴志川線を和歌山電鐵が継承、同線はわかやま電鉄貴志川線となる

2010年(平成22年)3月31日:駅ビルの名称を「VIVO和歌山」から「和歌山MIO」に変更し、再リニューアルオープン

2013年(平成25年)9月28日:阪和線運行管理システムを2代目のものに更新

2015年(平成27年)8月30日:紀勢本線の当駅 – 海南駅間でICカード「ICOCA」の利用が可能となる

2017年(平成29年)7月15日:紀勢本線の当駅 – 和歌山市駅間でICカード「ICOCA」の利用が可能となる

2018年(平成30年)3月17日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。7・8番のりばにのりかえ改札機を設置

2020年(令和2年)3月14日:和歌山線の当駅 – 五条駅間でICカード「ICOCA」が利用可能となる

2023年(令和5年)5月13日:東口にみどりの券売機プラスおよび改札口コールシステムを導入

2023年(令和5年)5月31日:東口のみどりの窓口の営業を終了